アドマイヤグルーヴとは?産駒や血統・過去のレース動画をご紹介!

スポンサーリンク

三冠牝馬スティルインラブの
陰に隠れて牝馬三冠路線を
一勝もできなかった
アドマイヤグルーヴ。

ずっと素質は
一線級で牝馬三冠レースも
すべて1人気に
支持されました。

しかしその期待に
応えることは出来ませんでした。

名牝エアグルーヴの子供であり、
その素質も
素晴らしいものがあった
アドマイヤグルーヴ。

なぜ牝馬三冠を
勝てなかったのか。

今回はアドマイヤグルーヴについて
詳しく見ていこうと思います。

 

スポンサーリンク

アドマイヤグルーヴの成績/戦績は?

まず、アドマイヤグルーヴの
成績/戦績から
見ていきたいと思います!

 

生涯成績:21戦8勝

主な勝ち鞍:エリザベス女王杯(2連覇)

 

2002年11月に
京都競馬場でデビュー。

1.2倍の圧倒的な支持で
見事に勝利を飾ります。

そして次走はエリカ賞に出走、
ここも完勝します。

明けて2003年は
皐月賞トライアル、若葉ステークスから始動。

ここでも牡馬を相手に
見事に勝利します。

桜花賞では1人気になりますが、
出遅れてしまい、3着と惜敗。

オークスでは1.7倍の
圧倒的人気になります。

しかしここでは激しい入れ込みで
レースに集中できず、
7着とまたもや敗れます。

秋はローズステークスから始動、
スティルインラブの
2人気になりますが、
ここは勝利。

そして牝馬三冠最後の秋華賞、
またもや1人気になります。

しかしスティルインラブに
わずかに負けて結局、
牝馬三冠競争では
すべて敗退します。

しかしエリザベス女王杯では
2人気ながら1着となり、
雪辱を晴らします。

明けて2004年は
大阪杯から始動、7着と敗れます。

そして次走の金鯱賞でも
5着と勝てないレースが続きます。

次走のマーメイドステークスでは
牝馬相手と言うこともあり完勝。

秋は京都新聞杯から始動して、4着。

天皇賞秋では惜しくも
3着となります。

そして連覇を狙う
エリザベス女王杯に出走。

見事に勝利して2連覇となります。

2005年は昨年と
同じように大阪杯から始動。

4着と敗れます。

そのあとの天皇賞春、金鯱賞、
宝塚記念と連敗。

秋の天皇賞秋では
17着と大敗を喫します。

エリザベス女王杯では
3連覇を狙いましたが
3着と敗れ、勝てないレースが続きます。

そして迎えた引退レースの
阪神牝馬ステークスでは
見事に勝利して
有終の美を飾りました。

 

アドマイヤグルーヴの獲得賞金は?

アドマイヤグルーヴの
獲得賞金について
みていきたいと思います。

獲得賞金:5億5133万5000円

 

古馬になってからは
古馬とのレースを多く走りその分、
勝てないレースも続きました。

しかしそれでもしぶとく
2,3着に入ることもあり、
実力は見せていました。

その活躍が実って
5億円を超えていると思います。

アドマイヤグルーヴ・伝説のレース動画を紹介!

アドマイヤグルーヴの
レース動画を3つピックアップして
紹介していきたいと思います。

その3つは、エリザベス女王杯、
天皇賞秋、金鯱賞です。

 

1.エリザベス女王杯

まず、一つ目は
アドマイヤグルーヴの初G1制覇と
なりましたエリザベス女王杯です。

京都芝2200m エリザベス女王杯

人気は三冠牝馬の
スティルインラブが3.0倍で1人気。

2人気にアドマイヤグルーヴが
続きます。

先頭はスマイルトゥモローがとり、
スティルインラブは
6番手から、
アドマイヤグルーヴは
9番手からとなります。

直線に向くと、
スティルインラブが後方から、
その外からアドマイヤグルーヴが
追い込んできます。

そしてこの2頭の
たたき合いとなり、
最後はアドマイヤグルーヴが
わずかにスティルインラブを
鼻差しのいで見事に
G1初勝利となりました。

 

 

2.天皇賞秋

2つ目はアドマイヤグルーヴが
牡馬との勝負で好走した
天皇賞秋です。

東京芝2000m 天皇賞秋

1人気はゼンノロブロイ、
2人気にはテレグノシスとなり、
アドマイヤグルーヴは
牝馬ということもあり、
9番人気と人気は落とします。

先頭はローエングリンが奪い、
ゼンノロブロイは11番手から。

アドマイヤグルーヴは
9番手からの位置となります。

4角から直線に向くと、
内からダンスインザムード、
さらにその後ろから
アドマイヤグルーヴが突っ込んできます。

しかし大外からゼンノロブロイが
先頭を奪い、
アドマイヤグルーヴは最後
力尽きて3着と敗れます。

3.秋華賞

最後はアドマイヤグルーヴが
スティルインラブとの激闘を演じた
秋華賞です。

京都芝2000m 秋華賞

前走ローズステークスでは
アドマイヤグルーヴが完勝。

一方スティルインラブは
そのレースを5着に
敗れてしまいます。

その着順が人気にも
影響して、1人気は2.5倍で
アドマイヤグルーヴ。

スティルインラブは
3.2倍の2人気となりました。

スタートが心配な
アドマイヤグルーヴ。

しかし今回はいいスタートを切ります。

レース中盤では
スティルインラブと
アドマイヤグルーヴがほぼ同じ位置取り。

中団に位置します。

3角を過ぎたあたりで
スティルインラブ、
アドマイヤグルーヴが進出。

逃げる馬をスティルインラブが追い込み、
さらにその外から
アドマイヤグルーヴ。

しかしそのおい比べを
見事にスティルインラブが制して
17年ぶり史上2頭目の
牝馬3冠となりました。

アドマイヤグルーヴはまたもや敗れます。

アドマイヤグルーヴの血統は?

アドマイヤグルーヴの父母、
血統を見ていきます。

父:サンデーサイレンス

母:エアグルーヴ

 

父のサンデーサイレンスは
言わずもがなの名種牡馬です。

あのディープインパクトや
ハーツクライなど
様々な大物産駒を出してきました。

 

母のエアグルーヴは現役時、
秋華賞や天皇賞秋を制した名馬です。

繁殖牝馬としても
多くの名馬を輩出しています。

主な産駒

・フォゲッタブル

ステイヤーズステークス、ダイヤモンドステークス

・ルーラーシップ

クイーンエリザベス2世カップ、アメリカジョッキーズクラブカップ

 

アドマイヤグルーヴの性格って?

アドマイヤグルーヴの
性格はどのようなものなのでしょうか。

その気性についてみていきます。

アドマイヤグルーヴの
気性は母のエアグルーヴ、
父のサンデーサイレンス譲りの荒さがあります。

しかもちょっと荒いとかではなく
かなりの荒さで
レースに支障をきたすことも多々ありました。

 

アドマイヤグルーヴの脚質は?

アドマイヤグルーヴの
脚質について
見ていきたいと思います。

アドマイヤグルーヴは
中団からレースを進めることが
多かったです。

また、スタートで
後手を踏むことも時々あり、
その時は後ろからのレースになりました。

気性面の問題もあったため
レースには苦労しました。

アドマイヤグルーヴの騎乗騎手は誰?

アドマイヤグルーヴの
騎乗騎手は誰なのでしょうか、
その鞍上についてみていきます。

アドマイヤグルーヴには
合計で2人の騎手が乗っています。

基本的には武豊騎手が
主戦として騎乗しており、
晩年の天皇賞秋と
エリザベス女王杯以外はすべて乗っていました。

お互いに大きな
信頼関係があったのでしょう。

 

騎乗騎手

・武豊

主な勝ち鞍:エリザベス女王杯、マーメイドステークスなど

・上村洋行

 

アドマイヤグルーヴの馬主は?

アドマイヤグルーヴの
馬主はどのような方なのでしょうか、
そのオーナーについてみていきます。

アドマイヤグルーヴの馬主さんは
近藤利一さんで
「アドマイヤ」の冠名でとても有名です。

 

主な所有馬

・アドマイヤコジーン

朝日杯3歳ステークス、安田記念

・アドマイヤドン

朝日杯フューチュリティステークス、
JBCクラシック、フェブラリーステークスなど

・アドマイヤグルーヴ

エリザベス女王杯

・アドマイヤムーン

ドバイデューティーフリー、
宝塚記念、ジャパンカップ

 

アドマイヤグルーヴの産駒は?

アドマイヤグルーヴの産駒は
活躍しているのでしょうか、
その子供たちについて
みていきたいと思います。

2006年よりノーザンファームで
繁殖入りしています。

産駒を6頭残しており、
ドゥラメンテを
輩出しております。

 

アドマイヤグルーヴが最強馬といわれるのは?

アドマイヤグルーヴは
時に最強といわれました。

その理由について見ていきたいと思います。

アドマイヤグルーヴは
気性的な面や、出遅れなど、
かなり不安定なタイプでありました。

そのため毎回安定的な成績を出す馬ではなく
あまり強いとは
見られませんでした。

しかしその強さがしっかり
発揮されたときは鋭い脚を炸裂して
他馬を寄せ付けませんでした。

そのインパクトが残っていて
最強といわれるときもあるのです。

アドマイヤグルーヴの死亡の理由は?

そのアドマイヤグルーヴは
2012年10月15日に死亡しています。

その死因は胸部出血のためとなっています。

多くの産駒を残すことは
出来ませんでしたが
その中からドゥラメンテという
バケモノが出ています。

 

まとめ

今回はアドマイヤグルーヴについてみてきました。

牝馬三冠を勝てず苦労しましたが、
エリザベス女王杯では
雪辱を晴らすなど、
私たちに楽しいレースを
たくさん見せてくれました。

ラストランの阪神牝馬ステークスでも
圧巻のレースを見せてくれました。

そしてその血は今、
ドゥラメンテに受け継がれています。

その名門血統は
これからも受け継がれて、
歴史に名を残していくことになるでしょう。