ジャパンカップの傾向とは? 歴代の騎手についてもご紹介!

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今回はクラシックディスタンスの
チャンピオンを決めるレース
ジャパンカップの傾向を見て行きます。

東京競馬場の芝2400mで行われる
このレースは、紛れが起こりにくく、
力を発揮しやすい舞台と言えます。

そんなジャパンカップですが、
枠や脚質などの傾向はあるのでしょうか?

有馬記念と並ぶ、日本最高賞金の
スーパーG1に有利な条件を
探っていきたいと思います。

じっくり見ていくと、
王者を決めるレースらしい部分と
意外な部分がありました。

(降着のあった2010年は1着入線馬を
1着扱いで見て行きます)

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ジャパンカップの傾向! 脚質や血統によって異なる?

出展:https://ja.wikipedia.org

ジャパンカップ(G1)

競馬場:東京競馬場
距離:芝2400m
出走条件:3歳以上

まずは、ジャパンカップの基本的な
傾向に目をやりましょう。

脚質や血統といった基本情報からです。

レースは先行馬が有利? 逃げ馬がレースを制すってほんと?

過去10年のジャパンカップを
制した馬の脚質を見てみると、
道中5番手以内で進めた馬が7勝と
圧倒的に先行馬が有利な傾向が見られます。

最近の中長距離レース全般ですが、
逃げ馬が減ったことで、ペースが落ち着き
瞬発力勝負になることが多いから

と考えられます。

ただし、逃げ切りを決めたのは
2016年のキタサンブラックだけ。

先頭を視野に入れて、その直後から
進めることができる馬が
勝利に近づくレースと言えるでしょう。

差して1着入線した3頭のうち
10番手以下から進めたというのは1頭だけ。

あとの馬は9番手~7番手付近に
つけていたので、後ろからの
ごぼう抜きは、めったに見られないレースです。

レースに強い血統や産駒はあるの?

続いて、ジャパンカップ優勝馬の
血統について見てみましょう。

ディープインパクト産駒が7年間で
3勝2着2回3着1回と好成績

3勝のうち、ジェンティルドンナが2勝
もう1勝はショウナンパンドラと
牝馬の産駒で3勝しています。

過去10年の勝ち馬(1着入線馬)のうち
7頭が、父サンデーサイレンス系。

他のレースと同じように、ジャパンカップも
サンデー系が持つ瞬発力が
有効なレースのようです。

ディープインパクト以外で注目なのは、
スペシャルウィークの血を持つ馬。

ブエナビスタという優勝馬を出した他、
母の父としてエピファネイアを
送り出しています。

キングカメハメハ産駒は
ローズキングダムが優勝馬となっているものの
1着入線馬はゼロ
(この年はブエナビスタが降着)

それ以外のキンカメ産駒では、レイデオロが2着
ラブリーデイ、ルーラーシップが3着に来ており
国内外でG1勝利している馬でないと
狙うのが難しいと言えるでしょう。

レースに強い馬年齢は何歳?

過去10年のジャパンカップの
1着入線馬の年齢は

3歳…1回

4歳…6回

5歳…4回

と、脂の乗り切った4歳5歳が
圧倒的に好成績を残しています。

また、同じく過去10年で
牝馬が6度、1着でゴールしており
牝馬の活躍が目立つレースです。

そんな傾向を象徴しているのが、
この2年ではないでしょうか。

2015年

前年の秋華賞馬ショウナンパンドラが
天皇賞馬ラブリーデイや
G1・6勝のゴールドシップなどを
負かして優勝

2012年

3冠牝馬ジェンティルドンナと
1つ上の牡馬3冠オルフェーヴルの
一騎打ちとなったレース。

ジェンティルドンナがJC史上初の
3歳牝馬勝利を達成

4歳馬、5歳馬が中心ですが
3冠競走で好走してきた3歳馬は
ここに入っても見劣りしない可能性が
高いので、注意したいところです。

また牝馬の好走が多いので、
今年は、アーモンドアイが
出てくると注目したいところです。

ジャパンカップは有利な枠があるってホント?

過去10年のジャパンカップの
枠番別の上位入線数を見ましょう。

1枠…3.2.3

2枠…1.0.2

3枠…1.2.2

4枠…1.0.0

5枠…0.3.0

6枠…0.1.0

7枠…1.0.3

8枠…3.2.1

という風に、真ん中にいくほど
成績が不振という傾向がありますが、

基本的には内枠が有利です。
ただし、秋の東京開催最終日なので
芝が荒れている時期。

芝の状態の良い所を通れるので
外枠もマイナスにはならないと言えます。

ジャパンカップは荒れる? 歴代のレースを検証!

過去10年のジャパンカップで
1番人気の成績は、3.3.2.2。
馬券圏内に来なかったのは2回だけと
安定した成績を残しています。

(ここだけは、2009年のブエナビスタは
降着した2着で見ています)

3連単で10万円を超える配当になったのも
2013年と2011年の2回だけなので、
高額配当を期待するレースではないでしょう。

ただし、この2年には共通点があります。
3着に突っ込んで穴を演出したのが
近走不振だったG1馬

過去10年で馬券に絡んだ30頭のうち
それまでにG1勝ちがなかったのは
わずか6頭だけ。

近走が不振であったとしても、
G1馬は抑えておきたい
レースと言えます。

ただし、過去5年だけで見ると
5頭のG1未勝利馬が馬券に絡んでいます。

G1馬を評価しつつも、G1未勝利馬も
きちんとフォローが必要です。

ジャパンカップの得意な騎手は誰?

出展:https://ja.wikipedia.org

ジャパンカップが得意な騎手ですが、
過去10年で岩田康誠騎手と武豊騎手の
2人が2勝を挙げています。

武騎手の1勝は、ブエナビスタが降着して
繰り上がったものが含まれるので
1着入線だと岩田騎手とスミヨン騎手が
2度ずつとなります。

また、ボウマン騎手、ムーア騎手
JRA所属前のミルコ・デムーロ騎手が
日本馬で優勝しているので
外国人騎手に注目のレースと言えます。

ちなみに、外国からの遠征馬については、
優勝は2005年が最後。
馬券圏内にも2007年以降は入っていません。

まとめ

東京競馬場の1年を締めくくる大イベント
ジャパンカップの傾向について
ご紹介してきました。

  • 脚質は先行馬が有利
  • ディープインパクトを中心とした父サンデー系
  • 優勝馬は、ほとんど4~5歳馬
  • 真ん中目の枠は成績が悪い
  • 10年で牝馬が6度、1着でゴール
  • 1番人気とG1馬が好成績
  • 岩田騎手&外国人騎手

これがジャパンカップの傾向と
言えるでしょう。

大きな東京競馬場なので、紛れが少なく
各馬が力を発揮しやすい舞台です。

実力のある馬、コンディションの良い馬を
素直に評価するのが的中への
近道と言えそうです。

以下の記事ではジャパンカップ過去10年分
のレース結果をまとめています。

⇒ジャパンカップの過去の結果! 10年分のデータを紹介

過去レース動画も合わせて掲載していますので
是非レース予想にお役立て下さい。