競馬ジョッキーのランキング!生涯獲得の賞金TOP10!

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競馬における主役は
当然『馬』ではありますが、
『人馬一体』という言葉があるように
レースは『ジョッキー』がいてこそ
成立するもの
です。

最近の競馬場ではジョッキーが
プロデュースしたお弁当やお酒などが
売店で売られるようになりました。

またイケメン騎手が
増えてきたこともあって若い女性の中では
『イケメンジョッキーランキング』
といったものも作られているようで、

改めて近年の競馬における若い女性の
比率が高くなっているか

が理解できると思います。

今回は現役で活躍するジョッキーの中でも
これまで数々の大レースを制してきた
トップジョッキーのランキングを
賞金別TOP10にして紹介して
いきたいと思います。

(今回の記事の戦績や獲得賞金は全て
2018/4/9時点の数字となっています。)

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① 武豊

出典:http://sp.netkeiba.com/

今の競馬界において、
この人知らない人はいないと言われ、

競馬を知らない人でも
『武豊』という名前は知っている
正真正銘の『スーパースター』
言っていいでしょう。

これまで数々の名馬に騎乗し
多くの感動的名シーンを演出してきました。

今後誰も破ることができないであろう
前人未到の大記録を次々に樹立している姿は
まさに『天才』そのものだと思います。

今年で50歳の大台を迎えることから
近年はややレース数を
絞っている印象を受けますが、

昨年の活躍からも大舞台での騎乗スタイルは
ますます冴えわたってきている印象で、
まずは『4000勝』の大記録達成を
楽しみに待ちたいところですね。

戦績

21001戦3972勝

獲得賞金

82,887,059,500円

代表活躍馬

『ディープインパクト』2006年天皇賞・春

ディープインパクト
ベストレースは『若駒S』だと思いますが、
武豊騎手の手綱捌きが冴えわたったのは
この『天皇賞・春』だと思います。

『ゆっくり上って、ゆっくり下る』
といった京都コースのセオリーを
あっさり覆すような破天荒な走りながら
圧勝したこのレースは一見の
価値があると思います。

② 横山典弘

出典:http://sp.netkeiba.com/

武豊騎手が『記録』の残る
騎手であるとするならば、
横山典弘騎手が『記憶』に残る騎手
であることは多くの人が
賛成するのではないでしょうか。

これまで先行していた馬で直線一気を決めたり、
逆にそれまで後方からしか
競馬をしてこなかった馬を
いきなり先行させて好走させるなど、

圧倒的人気の馬がいても
何かやってくれるだろう、
といった期待感を持たせてくれる
騎手はこの人以外いないと思います。

『馬最優先主義』の考えから時として
人気での大敗も数多くありますが、
それでも我々競馬ファンをドキドキさせてくれる
魅力的な騎手であるのは間違いないでしょう。

戦績

19086戦2700勝

獲得賞金

55,635,073,200円

代表活躍馬

  • サクラローレル
  • メジロライアン
  • セイウンスカイ
  • カンパニー
  • ブラックホーク
  • トロットサンダー
  • ロジユニヴァース
  • ワンアンドオンリー
  • 他多数

『ゴールドシップ』2015年天皇賞・春

過去2年、人気を背負いながら5、7着と
凡走を続けていたゴールドシップにとって
『三度目の正直』として臨んだ
この年の天皇賞・春ですが、

その負けられない舞台で
1周目の直線で横山典弘騎手が見せた
ゴールドシップとの『会話』は必見です。

世紀の『クセ馬』をこれほど鮮やかに
乗りこなした横山典弘騎手の
『神騎乗』が十分詰まった
好レースだと思います。

③ 蛯名正義

出典:http://sp.netkeiba.com/

関東の騎手において横山典弘騎手が
『必殺仕事人』とするなら、
蛯名正義騎手は淡々と与えられた任務を確実にこなす
『ゴルゴ13』
といったところでしょうか。

凛々しい眉毛からもその傾向が見て取れます(笑)。

エルコンドルパサーアパパネなど
狙ったレースは確実にモノにしている印象ながら、
マツリダゴッホマリアライトといった
穴馬で本命馬を撃破する勝負強さも持ち合わせており、

関東を代表する大ベテラン騎手の一人だと思います。

戦績

20541戦2496勝

獲得賞金

49,453,448,800円

代表活躍馬

エルコンドルパサー
マンハッタンカフェ
アパパネ
◦エアジハード
◦マツリダゴッホ
◦トロッロスター
◦イスラボニータ
◦マリアライト
◦他多数

『マツリダゴッホ』2007年有馬記念

メイショウサムソンウォッカダイワスカーレット
といったGⅠ馬が集結した豪華メンバーの中、
GⅠ実績がないことから9番人気と
全くのノーマークでした。

しかし、圧倒的な『中山適性』を武器に
道中内をスルスルと進出して直線一気に抜け出すと
そのまま後続を寄せ付けずに
アッと驚く波乱を演出しました。

『KYですみません(笑)』のインタビューも必見です。

④ 柴田善臣

出典:http://sp.netkeiba.com/

現役最年長ジョッキーで
近年はやや存在感が薄れている印象ですが、

それでもナカヤマフェスタレインボーダリアでの
ここ一番で見せる本命馬に切り掛かるような
存在感のある騎乗スタイル
は今もなお健在と言えるでしょう。

今年の桜花賞でも見られましたが、
人気馬でも人気薄でも
惜しい4着に好走(?)するスタイルは

一部のファンから
『伝統芸能』『先生のお家芸』
などとも言われており、

色んな意味で人気が高い騎手であるのは
間違いないと思います。

戦績

20386戦2250勝

獲得賞金

42,896,343,000円

代表活躍馬

◦ヤマニンゼファー
◦ナカヤマフェスタ
◦オレハマッテルゼ
◦オフサイドトラップ
◦タイキフォーチュン
◦レインボーダリア
◦サウスヴィグラス
◦他多数

『ジャスタウェイ』2014年安田記念

主戦の福永祐一騎手が騎乗停止による代打騎乗で
白羽の矢が立ったのが柴田善臣騎手でしたが、
直線、三浦皇成騎手のグランプリボスとの
壮絶な叩き合いは色んな意味で名勝負でした。

激しい叩き合いの中で
三浦皇成騎手のエルボーを食らいながらも
最後まで諦めなかった柴田善臣騎手のガッツ
に拍手を送りたいですね。

⑤ 福永祐一

出典:http://sp.netkeiba.com/

父が『昭和の天才』と呼ばれ、
落馬事故によって志半ばで引退を余儀なくされた
福永洋一騎手の息子として
初騎乗初勝利から2連勝と華々しいデビューを飾り、
その後も多くのGⅠを勝利してきました。

優等生である故に『アンチ』のファンも多く、
大舞台においてはやや消極的な面が見られる
こともありますが、

これだけの実績を残している点は
素直に評価していいと思います。

戦績

16199戦2078勝

獲得賞金

42,866,181,000円

代表活躍馬

ジャスタウェイ
◦シーザリオ
◦エピファネイア
◦ラインクラフト
◦エイシンプレストン
◦メイショウボーラー
◦ビッグアーサー
◦プリモディーネ
◦他多数

『シーザリオ』2005年アメリカンオークス

圧倒的人気で臨んだ日本のオークスでは
包まれた上にスローペースもあって
薄氷の勝利でしたが、

初の外国の舞台となったここでは
3コーナーで早くも先頭に立つ積極な競馬
での圧勝でした。

『ジャパニーズスーパースター!シーザリオ!!』
の実況も非常に印象深いですね。

⑥ 田中勝春

出典:http://sp.netkeiba.com/

非常に愛くるしい笑顔が印象の
関東のベテランジョッキーの一人ですが、

1992年から2007年まで15年間で
『GⅠレース139連敗』
という不名誉な記録が強く印象に残っています。

2003年サクラプレジデントと共に臨んだ
皐月賞では直線激しく叩き合いを演じた
M.デムーロ騎手騎乗のネオユニヴァース
僅かに屈して2着に敗れた上に、

ゴール後頭を叩かれてしまうといった
『憎めないキャラ』からも
同騎手も『記憶』に残る面が強い一人
と言えそうですね。

戦績

19211戦1745勝

獲得賞金

32,787,201,000円

代表活躍馬

◦ヤマニンゼファー
◦ヴィクトリー
◦シャドウゲイト
◦セキテイリュウオー
◦バランスオブゲーム
◦グレイスティアラ

『ヴィクトリー』2007年皐月賞

同騎手のGⅠ連敗記録を止めたといった
意味で印象強いレースですが、

掛かって行きたがったヴィクトリー
無理に押さえつけず、
行かせながらもしっかり折り合いをつける
高い技術を見せたレースでもありました。

個人的には皐月賞史上5本の指に入る好レース
だったと思います。

⑦ 四位洋文

出典:http://sp.netkeiba.com/

武豊騎手以外では一人しか達成していない
日本ダービー2連覇』
を唯一達成しているジョッキーとして、
非常に『クセの強いジョッキー』
と言えるでしょう。

2008年ディープスカイで制した
日本ダービーの勝利ジョッキーインタビューで
見せた気の強さが

いい意味でも悪い意味でも玉にキズ、
と言えそうです。

その美しい騎乗スタイル
多くの同業者からも評価が高く

大ベテランの域に入ってますが
今後まだまだ活躍できるのは間違いないでしょう。

戦績

13502戦1565勝

獲得賞金

32,607,296,000円

代表活躍馬

ウオッカ
◦ディープスカイ
◦アグネスデジタル
◦レッドディザイア
◦キンシャサノキセキ
◦アサクサキングス
◦イシノサンデー
◦他多数

『ウオッカ』2007年日本ダービー

天覧競馬として行われたこの年の
日本ダービーで牝馬ながら参戦してきたこと自体
が驚きではありましたが、

その唯一の牝馬が圧勝してしまったのは
当時はかなりの衝撃でした。

ゴール前右手を突き出した
四位騎手渾身のガッツポーズも必見です。

⑧ 岩田康誠

出典:http://sp.netkeiba.com/

地方の園田競馬からJRAに移籍して
数々のビッグレースを制してきたことから
非常に勝負強いイメージのある同騎手ですが、

2012年ディープブリランテで勝利した
日本ダービーで号泣するなど
涙もろい面もある非常に個性的なジョッキーです。

お尻を馬の背に付けて乗る『トントン乗り』
は賛否両論ありますが、
これだけの結果を残しているだけに

今後も積極的に馬券を買っていきたい
と思わせる存在なのは間違いないでしょう。

戦績

11793戦1476勝

獲得賞金

32,226,041,000円

代表活躍馬

ジェンティルドンナ
ロードカナロア
アドマイヤムーン
◦ディープブリランテ
◦デルタブルース
◦レッツゴードンキ
◦ヌーヴォレコルト
◦他多数

『ヴィクトワールピサ』2010年皐月賞

武豊騎手の落馬負傷により代打として
指名された同騎手でしたが、

1番人気のプレッシャーの中で
道中インコースを追走して
直線も最内を突いて抜け出した度胸の強さは
感嘆の一言でした。

岩田騎手のイン突き』
世間に定着したレースの一つ
と言えるでしょう。

⑨ 幸英明

出典:http://sp.netkeiba.com/

今回紹介するトップジョッキーの中でも
GⅠでの活躍馬は圧倒的に少ないですが、

それでもこれだけの実績(数字)を残しているのは
それだけ関係者の中で信頼が高く、
結果を期待されている証拠
と言っていいのではないでしょうか。

近年は代打騎乗の2017年高松宮記念
セイウンコウセイを勝利に導いたように
さらに関係者の評価が上がっている印象で、

今年久々のGⅠ勝利が見られるかもしれませんね。

戦績

18708戦1295勝

獲得賞金

26,581,195,000円

代表活躍馬

スティルインラブ
◦ホッコータルマエ
◦ブルーコンコルド
◦ファイングレイン

『スティルインラブ』2003年桜花賞

1番人気こそ名牝エアグルーヴの初仔
アドマイヤグルーヴに譲ったものの、

道中中団待機から直線堂々と抜け出した
そのレース内容はまさに
『後の三冠女王』として堂々としたものでした。

幸騎手の騎乗も初GⅠ勝利とは思えないほど
堂々としたもので、

後の活躍が確信できる勝利
と言っていいかもしれませんね。

⑩ 池添謙一

出典:http://sp.netkeiba.com/

今回挙げたトップジョッキー10名の中で
勝利数は一番少ないですが、

これまでのGⅠ勝利数は上位の騎手とも
遜色ないどころか圧倒的に上回っており、
いかに大舞台で勝負強いかが理解できると思います。

なかでも近年の最強馬候補オルフェーヴルとは
酸いも甘いも味わった『名コンビ』で、

まだ38歳をいう若さから考えても
これからさらに名馬との出会いが期待できる
可能性も含めて注目の存在と言えるでしょう。

戦績

11753戦1073勝

獲得賞金

25,688,960,000円

代表活躍馬

オルフェーヴル
◦ドリームジャーニー
◦スイープトウショウ
◦デュランダル
◦カレンチャン
◦ショウナンパンドラ
◦シンハライト
◦トールポピー
◦他多数

『オルフェーヴル』2011年

ディープインパクト以来6年振りとなる
三冠達成となった菊花賞のレース振りは
まさに完璧で非の打ちどころのないものでしたが、

レース後外ラチまで逸走して池添騎手を振り落としたのは
デビュー戦以来の『お約束』でした。

こういった憎めない面も含めて『名コンビ』
と言えるかもしれませんね。

《まとめ》

今回取り上げた上位10人のトップジョッキーには
少なくとも1頭は各々が歴史に名を残した『お手馬』
がいますが

その中でもやはり武豊騎手の乗ってきた代表活躍馬は
ここで全て挙げきれないほど
『記録』の面でも『記憶』の面でも圧倒的
と言えるでしょう。

近年はエージェント制の影響や
C.ルメール、M.デムーロ両騎手の通年許取得もあって
以前ほど勝ち鞍を挙げていませんが、

それでもこの数年のキタサンブラックで見せた
大舞台での圧倒的存在感

さらに輝きを増している印象です。

この先引退までにどれだけ前人未到の数字を
積み重ねていくのか楽しみにしつつ、
これからも競馬を楽しんでいきたいですね。