菊花賞の傾向は? 騎手や歴代のレースについてご紹介!

スポンサーリンク

桜花賞、皐月賞、
オークス、ダービーと同じく
5大クラシックの1つに
数えられる菊花賞。

春の活躍馬が中距離戦線に
照準を絞ったり、故障で離脱したり
という事があると一気に
注目度が下がってしまう
難しいレースだったりします。

しかし、最近では
キタサンブラックやゴールドシップ
オルフェーヴルといった
人気と実力のある馬が優勝していて

強い馬が勝つ!

という格言が見直されつつあります。

今回は、そんな菊花賞の傾向を
見ていきます。

今年は皐月賞とダービーが難しかっただけに
最後の1冠を的中させて
良いクラシックにするために、
ぜひ最後までご覧ください!

スポンサーリンク

菊花賞の傾向! 脚質や血統によって異なる?

出展:https://ja.wikipedia.org/wiki/

菊花賞(G1)

競馬場:京都競馬場
距離:芝3000m
出走条件:3歳牡馬・牝馬

80年の歴史を持つ、秋の京都の
風物詩的なレースです。

年間で2レースしか行われない
京都の芝3000mですが、
長い歴史の中で、好成績を挙げている
脚質など、一定の傾向が見られます。

レースは逃げ馬・先行馬のどちらが有利?

菊花賞を逃げ切ったのは、ここ20年で
1998年のセイウンスカイ1頭のみ。
逃げ馬にとって鬼門というレースです。

これには、少しわけが有ります。
菊花賞は、3歳限定のクラシックなので、
長距離適性のない馬も出走してきます。

短距離向きの気性の元気な馬の場合、
3000mのペースでは遅すぎたりするので
かかり気味に逃げていることも
少なくありませんので、
そういった馬たちが逃げ馬の
成績を悪くしている一因です。

ここ10年の勝ち馬のすべては
4コーナー5番手前後
好位で折り合って追走するか、
スタートしてから後方を走っていても
馬群が凝縮してくる向こう正面から
進出してくる柔軟性のある馬でないと
1着は難しいレースです。

レースに強いのは長距離血統? 産駒も合わせて解説!

ここ10年で複数の勝ち馬を出しているのは
2勝しているステイゴールドのみ

それも含んで、父サンデーサイレンス系が
10年で6勝と圧倒的な成績で、
母系にもサンデーが入っていないのは
2008年のオウケンブルースリのみと
サンデーの血が入っているのが
必須と言っても良い状況です。

リーディングサイアーである
ディープインパクト産駒は、
サトノダイヤモンドの1勝のみですが、
2着が2回あるほか、昨年の優勝馬キセキは
母の父がディープインパクト。

抜群に相性が良いわけでありませんが、
有力馬ならば、チェックしておきたい所。

一方、キングカメハメハ産駒は、
2着と3着が1回ずつと
あまり適していない舞台と言えます。

レースに強い馬年齢は何歳?

3歳の牡馬と牝馬というのが
菊花賞の出走条件のため
4歳以上の古馬の出走はありません

また、クラシックには元々、
優秀な繁殖馬を選出する
という目的があったため
現在でも去勢された、騙馬(せんば)は
出走することができません。

最近の騙馬……
ノンコノユメ、サウンドトゥルー、
カレンミロティック、フェイムゲーム
など

菊花賞は有利枠がある? 外枠が不利と言われる理由!

広々とした京都競馬場での
長距離レースということで、
紛れが少なそうな菊花賞ですが、
有利な枠はあるのでしょうか?

まず、5年連続で2枠が連対しています。

と言っても、2頭は1番人気なので
ある程度、力通りということなのですが、
残りは、4番人気、5番人気、10番人気。

これは、内枠にメリットがあることを
示している結果ではないでしょうか。

内枠が有利になる点として、

  • スタートしてすぐにコーナーがある
    →コーナーを利して好位を取りやすい
  • 1周半なので6回コーナーがある
    →距離のロスが少なくなる

というのが挙げられます。

また、脚質の所で、

馬群が凝縮してくる向こう正面から
進出してくる柔軟性のある馬

が好成績と書きましたが、
そこで浮上するのが7枠。

捲っていくことができる
力のある馬ならば、包まれる心配がない
外目の枠の方が良いという傾向もあります。

  • 穴なら2枠を中心とした内目
  • 距離適性のある実力馬なら外でも割引く必要なし

というのが、菊花賞攻略のための
枠順のポイントです。

菊花賞は荒れる? 歴代のレースを検証!

出展:https://ja.wikipedia.org/wiki/

最近10年の菊花賞で1番人気が
6勝、2着1回、3着1回と
安定した成績を残しています。

しかし、5番人気以内で
上位3頭が入線したのが2回しかなく、
3連単30万円台と50万円台が
2回ずつ飛び出しています。

また、7番人気の馬が
1勝、2着1回、3着2回と
好成績を収めていて、
高配当を演出しています。

歴代のレースから、7番人気が
快走した年をご覧いただきましょう。

2010年

7番人気のビッグウィークが1着。
2着ローズキングダム(1番人気)、
3着ビートブラック(13番人気)で
馬連は2,170円と平穏なものの
3連単は338,840円と高配当

2連系では、大荒れは少ないので
馬連、馬単は中穴までにして
3連系では大荒れも踏まえた
押さえ方が良いでしょう。

菊花賞の得意な騎手は誰?

ここ10年の菊花賞では、
内田博幸騎手が2勝
あとの8年はバラバラの騎手が
優勝しています。

念願のダービーを制覇した
福永祐一騎手が、
1勝2着2回3着1回と
2年に1度ペースで馬券になっていて
悲願のG1初勝利を果たした
藤岡佑介騎手が10番人気と15番人気を
2着に持ってきているので、
穴党は注目しておきたい騎手です。

関東所属では、北村宏司騎手も
勝利していますが、関東馬の優勝は
20年間で2頭だけと、
圧倒的に関西馬有利なレースです。

まとめ

今回はクラシック最終戦
菊花賞の傾向について
ご紹介しました。

2018年の春のクラシックホース
エポカドーロの母系が短距離血統なので
菊花賞への適正を測りかねている
という方が多いかもしれませんね。

しかし、同じような見解を豪快に叩き壊した
キタサンブラックの例もありますので、
血統よりも、馬体と気性に重きを置く方が、
現代の菊花賞には適しているかもしれません

傾向としては、

  • 2枠を中心とした内枠
  • 逃げ馬と関東馬は不利
  • 7番人気が狙い目

というのが、有りますので、
この辺りを念頭に置いて、
予想を組み立ててみてください。

また菊花賞の予想には前走レースの
情報が重要
となります。

以下の記事では過去10年分の
レース結果を紹介しています。

⇒菊花賞の過去の結果! 10年分のデータを紹介

過去レース動画も合わせて掲載していますので
レース予想にお役立て下さい。