3歳クラシック路線、
一冠目の皐月賞が終わり
二冠目の日本ダービーが近づく5月。
GⅠレース前には前哨戦があり、
日本ダービーにも前哨戦が存在しており
その一つとして『京都新聞杯』があります。
1953年から開催されているレースですが
過去どんな馬が勝ってきているのか
知らない人も多いと思います。
そこで今回は
『京都新聞杯』とはどんなレースなのか、
傾向や歴代の血統などを
解説していきたいと思います。
京都新聞杯とは? 出走時間&賞金について紹介!
京都新聞杯は1953年に
『京都盃』という名称で創設されました。
元々は
菊花賞の前哨戦として
創設されたんだよね☆
創設時は10月の芝2400mのレースでしたが
2000年に菊花賞の施行時期が
10月に繰り上げられたことで
5月の芝2000mのレースとなり、
2002年に2200mに変更となりました。
1967年から菊花賞トライアルに位置付けられ
現在は日本ダービーの前哨戦として
開催されています。
京都新聞杯の日程は? 出走時間も合わせて紹介
京都新聞杯は前哨戦である日本ダービーの
約3週間前である
5月上旬に開催されます。
まずは2018年度のレースをご覧ください。
過去5レースでは以下の通りに
レースが開催されました。
第66回 | 2018年5月5日 |
第65回 | 2017年5月6日 |
第64回 | 2016年5月7日 |
第63回 | 2015年5月9日 |
第62回 | 2014年5月10日 |
また、レース自体が11Rに行われるので
出走時刻は15時〜16時に行われます。
2018年度は15時35分に発走されました。
京都新聞杯の距離は? コース特徴も紹介
京都新聞杯は創設時は
京都競馬場、芝3200mのレースでしたが
幾度かの変更を経て、今に至っています。
現在は京都競馬場、芝2200mのレースで
日本ダービーの前哨戦と位置付けられています。
- 所在地:京都府京都市伏見区
葭島渡場島町32 - コース:右回り
京都新聞杯は創設当時より
京都で開催されており
コース距離が変更されましたが
2200mで定着しました。
開催地である京都競馬場は
『菊花賞』や『天皇賞(春)』
『エリザベス女王杯』と同じ大舞台です。
第3コーナーに存在する急坂が京都競馬場の
大きな特徴であり、上り切った後の
加速した馬たちによる
高速決着が楽しめます。
スピードと瞬発力に優れた馬が
相性が良さそうです。
京都新聞杯の優勝賞金はいくら?
京都新聞杯はGⅡレースですが
3歳限定のレースである為、
他のGⅡのステップアップレースに比べ
賞金が少し低いです。
1着:5400万円
2着:2200万円
3着:1400万円
4着:810万円
5着:540万円
(2018年度開催)
同じステップアップレースである
金鯱賞は、優勝賞金は6200万円です。
金鯱賞で優先出走権が与えられる
天皇賞(春)は八大競走の一つで、
GⅠの中でも格式高いレースです。
その前哨戦なので高いのではないでしょうか。
京都新聞杯のレコード・平均タイムを紹介
では京都新聞杯の記録を
見ていきましょう!
京都新聞杯は第60回(2012年)に
トーセンホマレボシが記録した、
1:10.0がレースレコードとなっています。
その時のレースはこちら!
この他、
過去5レースのタイムは以下の通りです。
第66回 | 2:11.0 |
第65回 | 2:15.2 |
第64回 | 2:12.6 |
第63回 | 2:11.0 |
第62回 | 2:11.0 |
平均すると1:12.16となっています。
京都新聞杯の傾向は? 騎手や歴代のレースについてご紹介!
ここからは京都新聞杯の傾向を
ご紹介していきたいと思います。
過去のレースを振り返り、
京都新聞杯に強い血統・騎手など
調べて見ました☆
京都新聞杯の傾向! 脚質や血統によって異なる?
京都新聞杯が開催されている
京都競馬場の2200mは
第3コーナーにある急坂が特徴で
その高低差は4.3m!
この下り坂で
勢いをつけて直線に入るので
馬群がばらけやすいのが特徴です。
いかに内側で我慢し、差し切るかが
勝利の鍵となるでしょう。
京都新聞杯が有利なのはどの脚質?
京都競馬場は第3コーナーにある
急坂があり、下り坂を下った後の直線で
この坂で勢いをつけて
瞬発力を遺憾無く発揮することが多いです。
そのため、末脚がしっかりしている
差し馬が有利と言えるでしょう。
京都新聞杯に強い血統ってあるの? 産駒も合わせて解説!
過去の系統として、
母父にノーザンダンサー系の血統を
持つ馬が好走しています。
また、ディープインパクト産駒も
好調で、2015年には
1〜3着を独占するという事態に!
そこを踏まえても
注視しておいた方が良いでしょう。
京都新聞杯の得意な騎手は誰?
競馬は馬の力だけでは
勝敗は決まりません。
その馬たちに騎乗する騎手たちによっても
レース展開は大きく変わってきます。
では京都新聞杯を得意とする騎手は
いるのでしょうか?
過去5年の着順は以下の通りです。
開催年度 | 1着騎手 | 2着騎手 | 3着騎手 |
2018年(第66回) | 藤岡佑介 | 岩田康誠 | ボウマン |
2017年(第65回) | 浜中俊 | 川田将雅 | 和田竜二 |
2016年(第64回) | 戸崎圭太 | 松山弘平 | 池添謙一 |
2015年(第63回) | 川田将雅 | 武豊 | 藤岡康太 |
2014年(第62回) | 秋山真一 | 浜中俊 | 福永祐一 |
過去5年のレースを振り返ると
川田騎手と浜中騎手の勝率が高いです。
この2人が騎乗している馬には
チェックを入れたほうが良いでしょう。
京都新聞杯で枠が有利なのは外枠? 内枠?
馬・騎手と見てきましたが、
枠順も予想するのに重要な要素と言えます。
過去5年の着順を枠別で見てみましょう!
開催年度 | 1着 | 2着 | 3着 |
2018年(第66回) | 7枠 | 4枠 | 8枠 |
2017年(第65回) | 8枠 | 3枠 | 2枠 |
2016年(第64回) | 2枠 | 7枠 | 6枠 |
2015年(第63回) | 2枠 | 1枠 | 8枠 |
2014年(第62回) | 2枠 | 6枠 | 3枠 |
こうして見ると、
2枠の入賞率がとても高いです。
京都新聞杯は第3コーナーの下り坂で
勢いをつけて直線に入るので
馬群がばらけやすいです。
そのため、2枠や3枠などの内枠が
好走しているようです。
京都新聞杯は荒れる? 歴代のレースを検証!
競馬はギャンブルなので、
馬券を買って楽しんでいる人にとっては
予想は大変ですが
荒れてくれた方が良かったりします。
そんな京都新聞杯はどうなのでしょか?
過去5年の着順を人気別で見てみましょう!
開催年度 | 1着 | 2着 | 3着 |
2018年(第66回) | 7人気 | 11人気 | 4人気 |
2017年(第65回) | 2人気 | 1人気 | 6人気 |
2016年(第64回) | 1人気 | 9人気 | 4人気 |
2015年(第63回) | 2人気 | 1人気 | 6人気 |
2014年(第62回) | 3人気 | 8人気 | 5人気 |
京都新聞杯では1番人気の馬が
入賞している傾向が高いですが、
その分人気薄の馬も入賞しています。
その面を見ても、
そこまで大きくは荒れないレースと
言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は京都新聞杯について解説していきました。
まとめるとこんな感じです。
- 日本ダービーのトライアルレース
- JRA主催のGⅡで芝2200m、
開催は京都競馬場 - スピードと瞬発力が必要
- 差しが優位
- 父母にノーザンダンサー系統の
産駒が強め - 大きくは荒れない
- 浜中騎手、川田騎手の入賞率高め
上記のことを踏まえながら
予想を立てて見るのも良いでしょう。
また、この記事の他に
京都新聞杯の過去10年のレース結果を
まとめている記事がありますので
合わせてご紹介します。
ぜひレース予想をする上での
参考にして見てください。