3歳春のクラシック路線。
牝馬クラシック一冠目である
桜花賞のトライアルレースの
一つがフィリーズレビューです。
1967年に創設された以降
ずっと桜花賞トライアルとされている
このレースが始まると
春だなぁ〜と感じます(笑)
クラシック路線へ向かう彼女たちにとって
通るべき関門であり、
過去にはメイショウマンボや
ラインクラフトなどが制して
桜花賞へ挑んでいます。
ですが、意外とトライアルレースは
見ないという人もおり、
どんなレースかは知らないという人も
いるのではないでしょうか?
そこで今回は『フィリーズレビュー』について
ご紹介していきたいと思います。
フィリーズレビューがどういうレースなのか
歴代のレースからその傾向なども
解説していきたいと思います。
フィリーズレビューについて時間&賞金について紹介!
フィリーズレビューは
1967年に牝馬による重賞競走
『阪神4歳牝馬特別(報知杯桜花賞トライアル)』
として創設されました。
創設当時から1400mのレースでしたが
途中1200mへ変更され、
その後再び1400mへ変更されました。
桜花賞のステップアップ競走に指定されていて
3着までに桜花賞への優先出走が認められます。
フィリーズレビューの日程は? 時間も合わせて紹介
フィリーズレビューは桜花賞の
ちょうど1ヶ月前である
3月中旬にレースが行われます。
過去10レースでは以下の通りに
レースが開催されました。
第52回 | 2018年3月11日 |
第51回 | 2017年3月12日 |
第50回 | 2016年3月13日 |
第49回 | 2015年3月15日 |
第48回 | 2014年3月16日 |
第47回 | 2013年3月10日 |
第46回 | 2012年3月11日 |
第45回 | 2011年3月21日 |
第44回 | 2010年3月14日 |
第43回 | 2009年3月15日 |
また、レース自体が11Rに行われるので
出走時刻は15時〜16時に行われます。
2018年度は15時35分に発走されました。
フィリーズレビューのコース特徴は?
フィリーズレビューは創設時の名称、
『阪神4歳牝馬特別』の名の通り
阪神競馬場にてレースが行われます。
- 所在地:兵庫県宝塚市駒の町1−1
- コース:右回り
コース自体が右回りなので、
レースも当然右回りのレースとなっていて、
距離は1400mです。
レース創設当初から
阪神競馬場で開催されています。
あれ?
でもレース距離って途中で変わったんだよね?
そうなの。
1975年から1978年までは
芝1200mで行われていたのよ。
今は1400mで定着したけどね。
それ以後、レース名が変わったこと以外
変更したところはありません。
フィリーズレビューの優勝賞金の金額は?
フィリーズレビューは
GⅡレースではありますが
3歳牝馬限定のレースのため、
他のステップアップレースに比べ
賞金は少し低いです。
1着:5200万円
2着:2100万円
3着:1300万円
4着:780万円
5着:520万円
(2018年度開催)
同じステップアップレースである
金鯱賞は、優勝賞金は6200万円です。
しかし、4歳以上であれば
どの馬でも出走が可能なことから
少し金額が高くなっているようです。
フィリーズレビューのレコード・平均タイムを紹介
ではフィリーズレビューの記録を
見ていきましょう!
フィリーズレビューは第51回(2017年)に
カラクレナイが記録した、
1:21.0がレースレコードとなっています。
その時のレースはこちら!
この他、
過去10レースのタイムは以下の通りです。
第52回 | 1:21.5 |
第51回 | 1:21.0 |
第50回 | 1:22.1 |
第49回 | 1:22.5 |
第48回 | 1:22.3 |
第47回 | 1:22.1 |
第46回 | 1:22.8 |
第45回 | 1:22.3 |
第44回 | 1:22.8 |
第43回 | 1:22.4 |
平均すると1:22.18となっています。
フィリーズレビューの傾向! 騎手や歴代のレースについてご紹介!
ここからはフィリーズレビューの傾向を
ご紹介していきたいと思います。
過去のレースから、
どんな馬が勝ちやすいのか、
フィリーズレビューに強い血統・騎手など
調べて見ました☆
フィリーズレビューの傾向! 脚質や血統によって違いがある?
フィリーズレビューは
第2コーナーの奥ポケットからスタートし、
内回りのコースを使用します。
スタートしてから徐々に下り坂となるため、
テンポが速くなる可能性があります。
しかし、
- 2つのコーナーで膨らむ
- 馬群が横広になりがち
- 第3コーナまでの距離が443mと長い
を踏まえると、
それぞれポジショニングができるため、
枠順にはこだわらなくても大丈夫なため、
先行を得意とする馬の方が
好成績を残せることでしょう。
フィリーズレビューは逃げ馬・先行馬のどちらが有利?
過去のレースを振り返ると
逃げと先行が勝率が高いですが、
より高いのは先行馬です。
阪神に芝レースは
『高速馬場』となっていることが多く、
先行決着となる可能性が高いです。
またコースが内回りのため、
先行馬がだいぶ有利となります。
フィリーズレビューに強い血統はあるの? 産駒も合わせて解説!
過去フィリーズレビューと同じ
阪神芝1400m戦を得意としているのは
ダイワメジャー産駒です。
1〜3着の入賞数も多く、
毎年多くの産駒が出走しているので、
注目です。
また、ディープインパクト産駒も
ダイワメジャーほどではないですが、
1〜3着入賞をコンスタントに果たしています。
こちらも目が離せませんね!
フィリーズレビューの得意な騎手の名前は?
阪神芝1400mのフィリーズレビューで
過去のレースから見ても
相性が良さそうなのが
- 川田将雅騎手
- 浜中俊騎手
- 武豊騎手
の3名です。
3名とも阪神芝1400mでの
勝利数・入賞数が共に高いため、
フィリーズレビューでも好成績を
残してくれるのではないでしょうか?
フィリーズレビューは枠で有利なのはどこ?
フィリーズレビューの場合、
過去のレースを見ても、
どこの枠が有利不利というのはあまりなく、
比較的平均的にどの枠からも
好走馬が出ています。
2つのコーナーで膨らみ、
馬群が横広になることから
それぞれがうまくポジションを取れるため、
枠順に影響されないようです。
フィリーズレビューの歴代レースを検証! 荒れるってほんと?
フィリーズレビューは
歴代のレースから見ても
荒れる可能性が高いレースの一つです。
というのも、
過去10年での6〜10番人気の入賞が
1着:3回、2着:4回、3着:3回と多いのです。
はたまた1番人気の馬は
1着:2回、2着:2回、3着:0回と
決して悪くはないですが、
この10年で6〜10番人気の馬たちに
8回も優勝を許しているのです。
そこから見ても、
フィリーズレビューは荒れるレースと
言ってもいいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回はフィリーズレビューについて
ご紹介していきました。
フィリーズレビューは、
阪神競馬場で開催されるGⅡレースで
GⅠ・桜花賞の優先出走権が付与され、
春のクラシック路線に挑むにあたり、
重要なレースとなっています。
過去のレースからも
- ダイワメジャー産駒
- 混戦になる可能性大
- 6〜10番人気馬が入賞する
- 川田騎手、浜中騎手、武騎手に注目
と言えるでしょう。
また、この記事の他に
フィリーズレビューの過去10年のレース結果を
まとめている記事がありますので
合わせてご紹介します。
ぜひレース予想をする上での
参考にして見てください。