ローズキングダムとは? 産駒や血統を過去のレースと共に紹介

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日本を代表する名牝系「薔薇一族」から
生まれた待望のG1ホースである
ローズキングダム。

曾祖母ローザネイから続く、バラにちなんだ
馬名の多い一族で、多くの重賞ホースを
生み出しながらもG1には
なかなか届かなかった血脈。

そこに2つのG1タイトルをもたらし
現在は種牡馬としての馬生を
歩んでいます。

名家の期待の星として悲願を成し遂げた
ローズキングダムの産駒や現役時代の
活躍をご紹介していきます。

薔薇一族の出世頭は、どんな個性を持った
馬だったのでしょうか?

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ローズキングダムの産駒!子供を5頭紹介

2013年に現役を退き、翌年から
種牡馬となったローズキングダム。
2017年に産駒がデビューし、現在、
2世代目の子供が走り出しています。

種牡馬としては、まだまだこれから
というローズキングダムですが
気になる子どもを紹介します。

(2018年7月25日現在の記録です)

■ローズキングダム血統表

キングカメハメハKingmambo
マンファス
ローズバドサンデーサイレンス
ロゼカラー

1.アンブロジオ

アンブロジオ(牡)2015年産
母:アンティフォナ
母父:Songandaprayer

現時点で唯一、JRAで3勝を挙げている
初年度産駒。ファルコンステークスでは
4着に入る健闘を見せています。

父より距離適性が短めのようですが、
成長すればマイルの重賞戦線に
出てくるかもしれません。

2.カガスター

カガスター(牡)2015年産
母:スイリンカ
母父:ワイルドラッシュ

芝では勝ちきれなかったものの
ダートに転向後安定したレースを見せ
13戦目で未勝利を脱出した馬。

父よりも母父の影響が強いタイプの
馬かもしれません。

3.キクノロージズ

キクノロージズ(牝)2015年産
母:スタイルオブメロン
母父:メジロマックイーン

紅一点の牝馬の産駒。
こちらはデビューから一貫して
ダートを走り、5戦目で初勝利
挙げています。

毛色と同じく母父譲りのスタミナが
開花すれば、上のクラスでも
活躍できるのではないでしょうか。

4.スマートヴォルフ

スマートヴォルフ(牡)2015年産
母:ティファイファイ
母父:スターリングローズ

こちらも現時点ではダートを
主戦場としている1頭。

逃げて勝利を挙げている馬なので
スムーズに運べるかが、
鍵になってくるタイプかもしれません。

しかし、デビューは遅かったものの
2戦目で勝利を挙げているので、
高い能力を秘めている可能性も持っています。

5.スリーマグナム

スリーマグナム(牡)2015年産
母:マッキーマドンナ
母父:メジロマックイーン

ダートでデビューするも振るわず、
芝に転向して2戦目で初勝利を挙げた1頭。

好位につけられるレースセンスの良さを
見せているので、体力がついてくれば
上のクラスで活躍できるのでは
ないでしょうか。

ローズキングダム種牡馬としての成績/戦績は?

2世代目がデビューしたばかりの
ローズキングダムの、現時点での
種牡馬としての成績を見てみましょう。

1年目の種牡馬の成績を比較する
ファーストシーズンサイアーランキングで
10位に入っています。

比較的、順調にレースに出走できる
産駒が多く、2歳王者となった自身に似て
仕上がり早のタイプを出しているようです。

ローズキングダムの種付け料は?

現在は日高の
ブリーダーズ・スタリオン・ステーションで
繋養されているローズキングダム。

2018年の種付け料は

  • 受胎条件:50万円
  • 出生条件:80万円

仕上がりが早くダートを苦にしない
産駒も出ているので、小さな牧場に
とっては狙いたくなる
種牡馬かもしれませんね。

ローズキングダムの馬主は?

現役時代のローズキングダムの馬主は、
サンデーレーシング。

ローズキングダムは200万円/40口で
募集がかけられ、一口馬主の馬として
活躍しました。

出資者には、作曲家の平尾昌晃さんも
いたようです。

ローズキングダムの死因は?

ローズキングダムと検索すると
関連ワードに「死因」や「死亡」
という文字が出てきます。

2017年頃に、そんな噂が出回ったようですが、
2018年7月末の時点では、元気に
種牡馬としての生活を歩んでいるようです。

ローズキングダムの現役時代の成績/戦績は?

出典:https://ja.wikipedia.org

最後にローズキングダムの現役時代を
ご紹介します。

通算成績25戦(6.2.3.14)

主な勝ち鞍

G1:朝日杯FS、ジャパンカップ
G2:神戸新聞杯、京都大賞典
G3:東スポ杯2歳S

デビューから3連勝で一族悲願の
G1制覇を達成。

クラシックの戴冠はならなかったものの
皐月賞4着、ダービーと菊花賞は2着と
世代トップの能力を示しました。

ジャパンカップでは2番手で入線も
ブエナビスタの降着によって
2つ目のタイトルを獲得しました。

古馬となってからは期待通りの
戦績とはなりませんでしたが
良血に違わぬ活躍を見せた1頭です。

ローズキングダムの脚質は?

母ローズバドは強烈な末脚を
武器にしていましたが、
ローズキングダムはもう少し器用で
レースセンスの高い馬でした。

5番手~10番手辺りの好位を追走し
上がり3Fは、しっかりまとめる
差し脚質で多くの重賞に勝利しました。

レース動画を紹介

■2009年朝日杯フューチュリティステークス

大人びた競馬でデビュー2連勝を飾り
1番人気で迎えた2歳王者決定戦。

好位追走から、直線で仕掛けられると
あっという間に先頭に立ち、
一族の悲願であったG1勝利を
いとも簡単に成し遂げました。

■2010年ジャパンカップ

4着、2着、2着とクラシックには
僅かに及ばなかったローズキングダムが
古馬に初挑戦したのが、ジャパンカップ。

直線で仕掛けにかかった所で、
ブエナビスタに前を遮られる不利を
受けるものの、粘り強く伸び
2番手で入線。

ブエナビスタが斜行による降着処分となり
タイトルが転がり込んできました。

まとめ

今回は、薔薇一族の悲願であるG1勝利を
達成したローズキングダムを
ご紹介してきました。

G1ウイナーですが、現役晩年の
成績が悪かったためか
種牡馬として取り巻く状況は
あまり整っていないというのが現実です。

難しい状況ではありますが、
そんな中から形勢を逆転するような
大物が現れるかもしれないのが
競馬の魅力の1つ!

薔薇一族の悲願を成し遂げた馬が
更なる反映をもたらすのか?
注目してみてください。